MENU

佐賀バルーナーズ

SAGA BALLOONERS

MENU
HOME > ニュース > 株式会社佐賀バルーナーズと九州大学・都市研究センターとのESG経営に関する包括的な取り組みについて

株式会社佐賀バルーナーズと九州大学・都市研究センターとのESG経営に関する包括的な取り組みについて


株式会社佐賀バルーナーズ(本社:佐賀県佐賀市/代表取締役:田畠寿太郎)は、九州大学・都市研究センター(センター長:馬奈木俊介/九州大学大学院工学研究院 主幹教授)との連携により、2023-24シーズンから、ESG経営に関する包括的な取組みを開始します。
 
 

連携に至った背景

佐賀県はBリーグ、Jリーグ、Vリーグのトップカテゴリーに所属するプロスポーツチームが全て揃っており、これは全国的にも稀な地域です。特に人口が100万人以下の都道府県では佐賀県が唯一であり、この稀有な地域資源の価値を最大化するため、2018年から世界に挑戦するトップアスリート育成構想(SAGAスポーツピラミッド構想:SSP構想)を県庁が進めています。この取組みを推進する過程においては、アスリートのセカンドキャリアを地域がしっかりと支えていく事、そのためには欧米のようにスポーツをビジネスとして捉えていく事が求められます。
「スポーツ x ビジネス」の具体的な取組みとしては、スポーツ庁が推進する「スポーツオープンイノベーションプラットフォーム(SOIP)」の九州版である「SSP-SOIP」が2023年6月から始まっており、当社もSSP-SOIPのパートナーチームとして参加しています。
スポーツビジネスが盛んな欧米においては、ESG投資の対象にプロスポーツが含まれており、それを受け、スポーツチーム側もESG経営への取組みを加速しています。特に先進的な事例として、ドイツ・ブンデスリーガでは100以上の項目にわたるサステナビリティ基準をライセンス交付基準に含める仕組みが2023-24シーズンから段階的に導入されます。日本でも、Jリーグが世界一クリーンなリーグを目指し、2022-23シーズンから全試合のカーボン・オフセットに取組んでいます。


 

当社が目指す未来

私たちは、今シーズンより、念願のB1リーグで戦ってまいりますが、2026-27シーズンから始まる新B1基準でのトップリーグ入りの準備にも同時に取組んでいく必要があり、チーム運営の目線を一段高いところにおいたESG経営に着手する事としました。その具体的ビジョンの1つとして考えている「スポーツの価値最大化による地域課題の解決」においては、サポーター、スポンサー企業、自治体といった各ステークホルダーの皆さまの御理解、御支援が不可欠であり、そのためには、「取組み状況の定量化・可視化」が重要と考えています。今回の連携先である九州大学・都市研究センターのセンター長を務める馬奈木教授は、日本学術会議の正会員として、ESG経営がもたらす社会的・経済的・環境的変化(社会インパクト)を定量的に分析・可視化する研究分野において、国連などの国際機関、英国政府などとも共同研究を行う、世界をリードする科学者の1人です。
当社が各ステークホルダーの皆さまと共に目指すゴールは大きく、簡単には解決できない複雑な課題に10年単位の時間軸で取組んでいく必要があります。それらをひとつ1つ積み上げていくには、高度な専門性と公共性を併せ持つアカデミアとの連携が欠かせず、当該分野のトップ研究者であり、九州地域において既に数多くの自治体との連携を進めている馬奈木教授を本取組のパートナーに迎え入れることは大変貴重な機会と考えています。

 
九州大学・都市研究センター センター長:馬奈木俊介 (写真左) 弊社代表取締役社長:田畠寿太郎(写真左)
 

今後のアクション

スポーツESG経営に関する最初の1歩として、九州大学・都市研究センターの協力支援の下で、以下の取組みを段階的に進めていきます。
◾️2023-24シーズンのホームゲームに起因するCO2排出量の計測(Scope-1、2、並びにScope-3の一部)とその可視化
◾️CO2排出量の削減に向けた、佐賀県内および県外事業者との連携拡大
 ・チーム活動から生じるCO2をオフセットする仕組みづくり
 ・佐賀県を中心とする九州地域内での、質の高いカーボンクレジット創出機会のスタディ、など
 ・欧州のサステナビリティ開示報告制度(CSRD*など)を参考とする、当社のESG経営指針づくり

   *CSRD: Corporate Sustainability Reporting Directive: 企業サステナビリティ報告指令
 
スポーツを通じた地域のウェルビィーング向上の中心的な役割を果たせるよう、選手、運営スタッフ一同誠意をもって取り組んでまいりますので、ステークホルダーの皆さまの引き続きの御支援、御協力を賜れますようお願い申し上げます。


 

本件に関するお問い合わせ

株式会社佐賀バルーナーズ 広報担当(和嶋)
メールアドレス: info@ballooners.jp